自由研究室ペコリのワークショップ取材 in鎌倉

毎月行っているペコリのワークショップを少しだけ知ってほしくて
おとな時間研究所の取材の日をゆるい記事にすることにしました。
ペコリのワークショップは、うまくなることや映えることを目的としていません。
楽しかったね、あぁ写真1枚も撮ってないやっていうのが
一番良いねぇと思って企画しています(主催側)。
&
衣食住と写真は切っても切れません。
ですので、その部分と写真を密着させるのを目的としています^^
さて、この日はおじさん達(取材班)がいました。
雨がひどくて、風も吹いていて、
「こんな日に撮影なんてしたくない!」そんな風に思うひとも多いかもしれません。
でも、雨には雨の良さがあって。
そのまったりとした時間を今回のワークショップのみんなに撮ってもらいたくて。
ほら、人だって全然いなくて。浜も綺麗。
彩度が浅くて、人の気配だけ柔らかく在って。
雨の日は、時間がゆっくりゆっくり見えてくる、それは心が急いでないなから。
大事なこと。
海をあとにして、長谷にある古民家ゆりいかさんへ。
玄関までの小径がほんとに素敵。
幼いころに歩いた学校からの帰り道のよう。
小さな声でOpenって聞こえるような 看板。
みんなで持ち寄ったお菓子を食べながら、この場所の時間に思いをはせる。
100年もここで建っているんだね。台風の日も地震の日も、春も秋も、星の夜も、
悲しい日も、うれしい日もこの建物は、町を人を見てきた。
そして、今、平野さんご夫婦によって
コミュニティスペースとして存在している。
お庭は、奥さんが手入れされていて、三つ編みの植物が可愛い。
落ちている石楠花と桜の花びらを水に浮かべて。
雨だからね、無理しないんだよ。しっとりと、しなやかに。
しなやかなのは、何よりも強いんだよ。
いい縁側、みんなで写真撮ろうよ。
このくらいの引きがちょうどいいよね。
次は、Piccoloの遠方のお客さまはお馴染み
&6月1日からわたしも写真展示をする「ホテルニューカマクラ」
桜の美しい時期に。
あ、待って、待って。花びらが降ってきた。
カメラマンのレンズにも。
ホテルニューカマクラのお部屋は、
鎌倉の町の名前が付けてある。ここは、小町。
産婦人科だったこの建物。
このシャンデリアを見ながら、出産して、子どもを抱いて
そんな母親がここにいて。
「母さん産まれたか!」と慌ててやって来るお父さんがいたのかもしれない。
それで、みんなでプリントして、ホテルにあげるのよ。
今日のありがとうをいっぱい詰め込んで。
今日は、灰が混ざったような色をしている。
それはそれで美しく。
雨が降ると「あ、今日はゆっくりしよう!ルンルン♪」
と思うひともいることでしょう。
でも、写真を撮るとなれば、なぜかみんな
「雨だ、残念だ」という。
それは、普段のこころと、写真が乖離しているという。
それを今日はきゅっと近づけた感じのワークショップ。
そういう時間を、なかなか自分で見つけられない人もいるから。
だから、Piccoloがあるんだよ。そうさ。
また6月。
6月のワークショップは21日22日です。
あと、もう少しだけ、2人ずつくらい募集しています。
よかったら→詳細。
てなわけで、今回の機材は
富士FILM X-S20 XF35mm F1.4 R
Canon eosR8 RF35mm F1.8 MACRO IS STM
Nikon FE
マルミフィルター アルプスパンチ! なついろパンチ!
でお届けしましたー。